男女トラブルの問題
婚姻破棄された…ケーススタディ
ご相談内容
相手方から突然、「いままでの付き合いは、なかったことにしてくれ」と言い渡された。婚約破棄による慰謝料請求はできるのだろうか。
当事務所の対応
婚約が成立していることを証明するには、指輪の交換や両親へのあいさつなど、「周りが知るような状況にあったか」が問われます。口約束だけでは、立証することが難しいでしょう。
結果
結婚式場の予約などが行われていたため、婚約が認められ、慰謝料請求が成立しました。
ワンポイントアドバイス
すでに子どもがいたような場合あれば、それほど証拠がなくても、慰謝料請求が可能です。また、内縁関係が長期にわたり続いていた場合、離婚と同様に財産分与が認められることもあります。
婚姻破棄したい…ケーススタディ
ご相談内容
ご依頼者の女性から結婚の話をしたら、相手に奥さんのいることが発覚。婚約破棄どころか、慰謝料請求をしたい。
当事務所の対応
男性が既婚者とは知らずに付き合っていたことを証明する必要があります。証拠によっては有利な判決を得られるかもしれませんが、逆の結果が出た場合を想定しておく必要があるでしょう。
結果
弁護士レベルの交渉により、解決金という形でしかるべき金額が支払われました。
ワンポイントアドバイス
現状に理不尽さを感じた場合、インターネットなどの情報をうのみにせず、直接弁護士へご相談ください。解決できる方法は何かしら残されているはずです。最近の判決は、女性の被害意識を尊重する方向に動き始め、過渡期へさしかかろうとしているようです。
ストーカー行為を受けている…ケーススタディ
ご相談内容
元夫が子煩悩であり、こちらで子どもを育てることが決まった瞬間から性格が変わった。しつこい電話やストーカー行為などを繰り返すので、身の危険を感じている。
当事務所の対応
メールに「このままでは済まさないぞ」などの危険な言葉が散見されていたため、時間を置かず警察に連絡し、接近禁止命令の手続きを進めました。住居も移す必要があるでしょう。
結果
ストーカー行為はやんだようですが、警察に依頼し、一定期間巡回を行ってもらうよう働きかけました。
ワンポイントアドバイス
定職に就いていて分別もそれなりにあり、身に危険が及ばないような性格であれば、ここまでする必要はないでしょう。その危険度は、経験を積んだ弁護士が直接会って判断いたしますので、まずは迅速なご連絡を待ちしております。
モラハラを受けている…ケーススタディ
ご相談内容
夫から言葉の暴力を受けている。自分に非があることはわかっているものの、これ以上耐えることができない。
当事務所の対応
我慢する必要はありません。何をもってモラハラとするかという問題はありますが、嫌なことは嫌だと意思表示し、それでも続くようであれば、証拠を集める作戦に切り替えましょう。
結果
裁判を起こしても離婚が認められるような段階に進んだところで、弁護士が間に入り、協議離婚が成立しました。
ワンポイントアドバイス
モラハラの線引きは一律に行えませんが、人格否定が一つの目安になるかもしれません。例えば、家事と仕事を夫婦間で分担しているのに「誰に食わせてもらっているんだ」はアウトです。一方、能力の低さやミスが前提にあり、ミスなどを改善してほしいという注意であれば、多少行きすぎた表現でもモラハラとまでは言いにくいでしょう。夫婦生活を円滑に進めたいという目的が垣間見えるからです。頻度や内容にもよりますが、迷うようでしたら、気軽にご相談ください。
