離婚と子どもの問題
よくある子どもについてのご相談
- 嫌いになった相手に、子どもを渡したくない
- 離婚をする際、我が子へ定期的に合わせる約束をしたのに、守ってくれない
- 経済力のない夫が将来も支払いを続けてくれるのか、不安に感じる
弁護士に相談するメリット
インターネット上の情報は玉石混交、精度の低い情報も少なくありません。また、交渉ごとは、ご依頼者と相手の状況、性格、好みなどによって変わります。一般には父親側に不利な親権獲得でも、「子どもをこちらの実家で預かっておくから、仕事や住居を探してみたら。その間の生活費も出すよ」と既成事実を積み上げれば、状況を覆すことが可能になるかもしれません。
親権・面会交流について…ケーススタディ
ご相談内容
月に一度の面会交流を約束したのに、相手側である母親が、我が子に会わせようとしてくれない。
当事務所の対応
おそらく相手側に「会わせてあげている」という発想があるのだと思います。面会交流権の趣旨は子どもが健全に発育することであり、そのために父親と母親双方との接触が必要なのです。とはいえ、当事者同士の交渉が進まないのであれば、法律手続きを利用するほかないでしょう。
結果
面会交流手続きを再度申立て、場所や日時などの細かい条件を改めて定めました。
ワンポイントアドバイス
面会交流の機会は、調停や審判の進行中にもあるはずです。何かがおかしいな、今後が不安だなと感じたら、弁護士に相談ください。また、有料となりますが、公益社団法人「家庭問題情報センター(FPIC)」のような支援組織もございます。法律手続きになじめないという方は、ぜひ参考にしてみてください。
養育費について…ケーススタディ
ご相談内容
子どもが二十歳になるまで養育費を支払ってもらえるはずだったのに、全く振り込まれなくなってしまった。
当事務所の対応
相手方の状況を確認したところ、リストラに遭い、資力が乏しい模様。支払い可能な状況なら解決の方法はありますが、現段階では、仮差押えするものすらないようです。
結果
念のため、状況が変わったら支払いに応じる旨の確約を取りました。
ワンポイントアドバイス
養育費の支払い率は約4割といわれています。もし離婚時の段階でご相談いただけたら、養育費請求を放棄する代わりに、財産分与などほかの条件を上積みすることができたかもしれません。このようなケースもございますので、離婚を進めるにあたっては、弁護士と緻密な作戦を練り上げることをお勧めいたします。